水によってお茶の味は大きく変わります
日本茶はうまみ、紅茶・中国茶は香りを楽しむお茶です。
お茶のうまみは、硬度が高くなると抽出されにくくなり、反対に香りは硬度が低くなると抽出されにくくなります。
つまり、うまみが決めてとなる日本茶は軟水で、香りを楽しむ紅茶・中国茶は硬水がお勧めです。
コーヒーの場合は、コーヒーの粉が活性炭のような役割をはたし、ミネラルなど水の不純物を吸収してしまうので、水の影響をほとんど受けません。
とはいえ、同じ豆でも水を変えれば違う味わいを楽しめます。
軟水で入れると酸味が引き立ちます。
カルシウム成分の多い水はコーヒーの苦味が和らぎ、マグネシウム成分の多い水は渋みや苦味をより強くします。
このように水を使い分けて、よりプロに近い味を楽しみましょう。