一気にたくさん飲まない方がいい
水分補給は、一気にたくさん飲むのではなく、1回コップ1杯程度の量の水を1日に7~8回飲み、1日の必要量(約1.5リットル)を補給する方法があります。
朝起きたとき、通勤で歩いたあと、スポーツをするときなど、こまめに水を飲めば、水分不足に陥ることなく、また水のとりすぎで体に負担をかけることもなく、疲労回復や健康維持に役立てることができます。
1、朝起きたとき
朝起きたときの私たちの体は、寝ている間に皮膚や呼吸を通して水分を失い、すでに水分不足に陥っている状態です。
血液もドロドロになっているため、朝一番の水分補給は重要です。
2、スポーツをするとき
運動中には大量の汗をかき、水分やナトリウムなどのミネラルも体から失われてしまいます。
体重の2%の水分を失うと軽い脱水症状に陥り、動作反応の低下や食欲喪失などの症状があらわれます。適切に水分補給をしないと、熱中症や熱けいれんを引き起こしかねません。
ミネラルや糖分を十分にとる必要がある場合はスポーツドリンクを、糖分濃度を抑えたほうがいい場合はスポーツドリンクをミネラルウォーターで薄めたものを摂取するとよいでしょう。
3、入浴時
入浴による発汗で、私たちの体は水分を失っています。入浴後には水分補給をすることが重要です。
4、就寝前
朝起きたときと同じように、就寝前の水分補給も大切。睡眠中の水分不足による血液中のミネラル濃度の上昇を防ぎます。