コートについた加齢臭を取りたい場合の「クリーニング術」
綿や麻、化学繊維などの多くの素材は、洗剤を使い、洗濯機で水洗いが可能です。
ところが、ウールやカシミアなどの動物の毛を素材にした繊維は、事情が異なり、水に浸したり揉んだりすることで、繊維同士が絡み合って縮んでしまいます。そこに石鹸が加わると、毛の表面の組織が開き、余計に絡みやすくなります。
このような素材はドライクリーニングが必要です。
ドライクリーニングとは、水の代わりに石油やガソリンの仲間である「溶剤」を使って、油汚れを溶かして洗濯をする方法です。石鹸を使わないのでウールの衣服も縮みません。
ただ、最近ではシルクや革製品以外は自宅で洗えるようになってきました。
自宅で洗ってニオイが取れない場合は、クリーニング店に頼みましょう。
依頼する時、「ニオイを落としたい」と明確に告げれば、脂汚れを強力に落としてくれます。