年齢による体臭の違いとはどのようなものでしょうか?
皮膚の分泌量が少ない10~20代の体臭は「ツン」としたニオイがします。
若いころは脂の分泌が少ないですが、皮膚自体の新陳代謝が激しいのが特徴です。この新陳代謝で出てきた角質は、垢です。
発汗も多く、垢と汗が菌や微生物によって分解されると「ツン」としたにおいになります。若いころの体臭はこの「ツン」としたニオイが特徴です。
時間がたつと余計ニオイが強くなります。
新陳代謝は、年齢が進むに従ってだんだんと少なくなります。
その結果、この「ツン」としたニオイも年齢を重ねるごとに減少しますが年齢とともに増えるのが「加齢臭」なのです。
加齢臭の場合は、「ペラルゴン酸」から「ノネナール」の順番で原因物質が変化します。ただ、皮膚の酸化が主原因であることは変わりません。
足のニオイは年齢にかかわらず「ツン」としたものです。
なぜなら、足首から先の部分からは、年齢にかかわらずほとんど皮脂が分泌されないからです。ニオイは古くなった角質と汗が分解されることで発生するものです。
若いうちは全身からこの「足のニオイ」と似たニオイがしてくるわけです。
実は、この若い人のニオイは、角質をお風呂に入ってきちんと落としたり石鹸を使って菌や微生物を殺菌することで容易に抑えることができます。
加齢臭の場合はニオイの原因もニオイ自体も変化していくので、解決方法もシンプルではなくなっていくのです。