「加齢臭」は何歳くらいから発生するか知ってますか?
加齢というからには、50・60代?
いえいえ、実は加齢臭の元となる皮脂の分泌量は、30代がピークなんです。
「脂っぽいニオイ」(加齢臭の元になる皮脂)は、30代で最も分泌量が増え、40.50代になると徐々に減っていきます。
では、どうして高齢者独特の加齢臭になっていくのでしょうか?
若いうちは新陳代謝が活発に行われているので、汗の量が多く、皮膚のカスも多いです。ところが年を重ねると、汗や皮膚のカスの量は減りますが、脂の成分が変化するためニオイも変わってくるのです。
30代男性の脂っぽいニオイの元は「ペラルゴン酸」という脂肪酸の一種で、加齢臭独特のニオイの元は「ノネナール」という酸化物質です。「ノネナール」は40代以上で発生するといわれています。
このように、加齢臭の原因物質は、30代と40代以降では異なり、「脂くささ」の特徴も、年齢によって変わってくるのです。