「硬水」と「軟水」の違いは?

お水の選び方

雨は地中にしみ込んで地層によってゴミや汚れを濾過されると同時に、地層内のミネラルを吸収して湧き出しています。
こうした水を一般的にミネラルウォータと呼びます。
そのミネラルの中で最も重視されるのは、カルシウムとマグネシウムの量で、水の硬度はこれにより数値化されます。

WHO(世界保健機関)では、水1Lに溶けているカルシウムとマグネシウムの量を数値化したものが120ml以上を硬水、それ以下を軟水と示しています。

ミネラルの含有量は地層や地形、その他諸条件によって影響されるのです。

日本の地形は起伏が激しく、高地から低地まで水の流れが速いので、地層中のミネラルを吸収する時間が短いため、ミネラル成分が少ない軟水の水が多く生まれます。
まろやかで飲みやすく、体への負担が少ないのが「軟水」の特徴です。

一方、ヨーロッパ大陸は石灰岩層の地層が多く、平坦な大地が延々と続きます。
そのような大地から長い年月をかけて水が湧き出るため、地層のミネラルを豊富に吸収した硬水が生まれるのです。体質改善など健康作用の高いのが「硬水」の特徴です。

ミネラルウォータと聞くと、当然ミネラルが含まれていると誰もが思いますが、農水省ではボトル詰めされている水すべてを「ミネラルウォータ類」と呼び、ミネラルの含有量に規定がないのです。

つまり、ミネラルを殆ど含んでいない水も、ミネラルウォーターと呼んでよいことになっているのです。

【軟水】
味・・・・まろやかで癖がない
適用・・・体への負担が少ないので、就寝前や体調を崩しているときなどの水分補給に最適。お茶や紅茶、日本食の調理に適している。赤ちゃんの粉ミルク用にも。
注意点・・ミネラルの含有量が少ないため、体質改善などの効果はさほど期待できない。

【硬水】
味・・・・マグネシウムの量が多いほど、苦味や重々しさなど独特の風味が増す。
適用・・・ミネラルが豊富なため、毎日の水分補給に使用すると、体質改善など健康増進に役立つ。特にカルシウム・マグネシウムの多い水は、脳梗塞・心筋梗塞の予防にも期待できる。
注意点・・マグネシウムを摂り過ぎると下痢などの胃腸障害を起こしやすい。硬水を飲みなれない人は、硬度を徐々に上げていくとよい。

関連記事一覧